経鼻(噴霧型)インフルエンザワクチン「フルミスト」について

フルミストとは、鼻腔内に噴霧する新しいタイプのインフルエンザワクチンです。2024年9月に厚生労働省から製造販売が承認され、今季から日本でも導入されることになりました。まだ一般的には、馴染みがないワクチンですので、メリットとデメリットについて整理してみましたので、御覧下さい。(令和6年9月27日 更新)
※年内実施予定分はなくなりました。入荷量が少ないため、再入荷についてはわかっておりません。(令和6年10月24日 更新)

メリット
・注射ではないので痛くない
・接種回数が1回でよい
・生ワクチンなので不活化注射ワクチンより感染予防効果が期待できる(ただし、日本でのデータはない)
・生ワクチンなので効果の持続期間が長い 等

デメリット
・接種対象年齢が限定的(2歳~19歳未満)
・注射ワクチンより単価はかなり高価(ただし1回で完了)
・下記に該当する場合は接種ができない、ないし接種は推奨されない
     免疫不全と診断されている
     妊娠をしている
     アスピリンを服用中
     ゼラチンアレルギーがある
     卵アレルギーで食事制限をしている
     重症な気管支喘息 等

左右の鼻腔に噴霧

副反応について
 約60%の方に鼻閉や鼻水、10%未満の方に発熱がみられるとされていますが、一般的に軽微です。じんましん、アナフィラキシー等を起こす可能性もありますが、他のワクチンと比べて頻度が高いということはありません。

他のワクチンとの接種間隔について
 他のワクチンとの接種間隔は特に考慮する必要はありません。また、当院では本ワクチンと他のワクチンとの同時接種は行なっておりません。

料金は8,000円となります。10月1日(火)より予約受付を開始いたします。予約は電話のみとなっておりますのでご了承ください。