気管支喘息の治療は、内服薬と吸入療法が二本柱です。携帯が容易で簡単かつ短時間で行える定量型吸入器が広く普及していますが、小さな子どもの場合、なかなか高いハードルです。吸入器を押すタイミングと吸い込むタイミングが同調しなければうまく吸入できないからです。3歳以上であれば、慣れて使えるようになりますが、0〜1歳児ではスペーサーと呼ばれる補助器具を使用しても確実な吸入は難しい場合が多いです。このようば場合、当院ではネブライザーを用いた吸入療法をお勧めすることがあります。
まずは1週間ほど貸し出して自宅で使ってもらい、効果が実感できるようであれば購入していただき、長期的に使用していただいています。使用する吸入薬は内服薬と同様、処方箋を出しますので調剤薬局で入手可能です。お金はかかりますが、病院で行う吸入と同程度の効果がありますし、夜間であっても自宅で吸入できますので、有用性は高いと思います。購入方法や細かい使用法は下記を用いて受診時に説明いたします。